今回は主に整理と、簡単な展開について検討。
1. マップ
リリース当初から遊べる 3 ステージだと思われる。
1.1 新マップ「ユノハナ大渓谷」(初出 2021/2/18)
ここは「ユノハナ大渓谷」、前回の映像に登場したステージだ。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2021年9月23日
煙突のように隆起した奇岩は、かつて海底にあった熱水噴出孔が地殻変動で地上に現れたものらしい。
雄大な景観は国立公園にも指定されており、バンカラ地方を代表する観光スポットとしても人気を集めているそうだ。 pic.twitter.com/skpwapaQpN
画像に Splatoon 2 で採用されていたリスポーン地点がある。時代設定として Splatoon 2 の時代から使われていたステージを表すともいうことはできるが、実際に空中リスポーンになる前の設計でそこにリスポーン地点があったともいえる。
スタート地点の見た目も2年経って新しくなったようだ。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2017年3月8日
国産ではなく、外資系企業製のものになったらしいが、機能は特に変わりないそうだ。
イカ世界にもグローバル化の波がおしよせているということか……。 pic.twitter.com/jvCwPoEcL7
1.2 新マップ「ゴンズイ地区」(初出 2021/9/24)
今回発見された新たなバトルのステージ「ゴンズイ地区」。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2021年9月23日
バンカラ街の中心部に位置する古くからの居住区で、バンカラな若者たちのたまり場となっているようだ。
広場の上を歩道橋が縦断する立体的なステージで、3次元のナワバリバトルを体感せよ! pic.twitter.com/vbvlzdJi8B
二層構造のマップが特徴的だ。運営のデボン海洋博物館で二層構造がうまくいかなかったことに対するリベンジだと思われる。今回は様々な上方向へ移動できるアクションが追加されているので、また異なった印象を受けるだろう。
1.3 スプラトゥーンマップ「キンメダイ美術館」(初出 2015/11/13)
ハイカラ地方から「キンメダイ美術館」がバトルのステージとして登場する。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2021年9月23日
交通網の発達により、地方を超えてナワバリバトルに参加することが可能になったようだ。
現代美術を中心に数多くの展示品を集めた大規模な美術館で、現在は「先住民族とモダンアート展」が開催中らしい。 pic.twitter.com/TYp51KXgaH
ざっと見た感じステージ構造に大きな変更は見られない。ただし当時と違って、大きく新アクションが追加されており、高所を素早く取ることができるスキルが存在するため、全然立ち回りは変わってくるステージになると思われる。
当時の発表ツイート
明日11月14日午前11時、新しいステージ「キンメダイ美術館」が追加される。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2015年11月12日
近代的な美術館の中庭がバトルの舞台となっている。
数基設置されている「回る壁」が特徴だ。
タイミングを見計らって高台を跳び移り、有利な足場を確保しよう。 pic.twitter.com/FWAMZkurOP
初出映像
2. スペシャルウェポン
一体どんなバトルが繰り広げられるのか。
2.1 新SP「カニタンク」 (Crab Tank)
映像で確認された新たなスペシャルウェポンを紹介しよう。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2021年9月23日
これは「カニタンク」。
カニ型の多脚戦車に乗り込み、連射力抜群のショットと攻撃範囲の広いカノン砲を駆使して戦え!
そのままカニ歩きでも移動できるが、球体に変形すればよりスムーズな移動が可能になるぞ。 pic.twitter.com/YB1NZaMou5
まんま、Overwatch のヒーロー「レッキング・ボール」をスペシャルウェポンにしたようなものだ。
いわゆる、タンクに位置付けたスペシャルウェポンだと思われる。球体状態でヘイトを集めつつ、カニ型の多脚戦車でけん制・攻撃を仕掛ける。その間に、味方に裏どりなどでオブジェクト奪還を目指すというスペシャルウェポンの位置づけだろう。攻撃力はそこまで高くないが、スロー効果などが実装されているかもしれない。Nintendo Direct を見た感じ 2 確で倒せるっぽい? 意外に攻撃力高いのかもしれない。
スプラトゥーン2 のイカスフィアに似たように壁を上ることができるが、それ以上にできる仕事量が多くなっている。
これは新しいスペシャルウェポン、「イカスフィア」。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2017年7月10日
ある程度のダメージを防ぐことができる球体に包まれ、縦横無尽に戦場を駆け回ることができる。
ZRボタンを長押しすると中にインクがたまり、いっぱいになるとその場で爆発を起こすことができる。
前線に飛び込んで相手チームをかき乱そう。 pic.twitter.com/cm0V78TtTb
こちらは Overwatch のレッキング・ボールのトレイラー
2.2 無印SPリメイク「グレートバリア」 (Big Bubbler)
これは「グレートバリア」。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2021年9月23日
かつてハイカラシティで使われていたスペシャルウェポンを改造したものだが、設置式の装置にすることで出力が大幅に向上している。
「大きいことはいいことだ」とは、バンカラ地方のイカたちらしい発想だ。
広範囲を包むグレートなバリアで味方を守れ! pic.twitter.com/XZooDNsbtv
無印のスペシャルウェポン「バリア」のリメイクともいえるが、よりイメージしやすいのは Overwatch のヒーロー「ウィンストン」のバリア・プロジェクターや Apex Legends のレジェンド「ジブラルタル」のプロテクトドームのスキルのまんまだといえる。
ただ、運用の仕方は結構変わりそう。もちろん前ドームの存在は Apex Legends 同様存在すると思われるが、前ドームに強いメインウェポンはダイナモローラーといった高火力ブキだと思われる。つまり、同様にリッター3K? 4K? も高火力なので、強いといえる。遮蔽を作るという概念のスペシャルウェポンだ。
Overwatch のヒーロー「ウィンストン」のバリア・プロジェクター
2.3 新SP「ショクワンダー」 (Zipcaster)
これは影の戦士「ショクワンダー」に変身するスペシャルウェポン。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2021年9月23日
ながーく伸びて壁に貼り付く触腕でステージを縦横無尽に飛び回り、相手チームをおしおきだ!
素顔がばれないように、インクが切れると自動的に変身した場所に戻るらしい。
影の戦士もなかなか大変だ。 pic.twitter.com/lfEBPIfKpt
新SP と書いたが、個人的にはスプラトゥーン2 のインクアーマーのリメイクを意識して作ったと思われる。
Overwatch のヒーロー「ウィドウメーカー」のグラップリング・フックや Apex Legends のレジェンド「パスファインダー」のグラップリングフックに位置するスキルを持ちつつ、Apex Legends のレジェンド「レヴナント」のデストーテムを発動させた状態になるというハイブリット状態。
このスペシャルは Apex Legends のレジェンド「オクタン」のジャンプパッドを合わせた〈オクタン - レヴナント〉の立ち回りに近いことを単独でできる最強のスペシャルウェポンになりそうだ。つまり、ショクワンダーを発動しつつ、相手陣地に存在する高台に触腕によって侵入しつつ、メインウェポンで攻撃、敵をリスポーン地点に寄せることができる、いわゆる組合わせて強い系スペシャルウェポンとなる。
ただ、前作の固定リスポーンと違い、空中リスポーンであるため、敵の動きは一定でないし、定点に AIM を置いてれば狩れるというわけでないのが特徴だ。
このスペシャルウェポンが実戦でどう展開されるのか、今から想像しても結構やばいのに、一体どんなバトルが繰り広げられるのだろうか…?
10/2 追記: Inkipedia で猛者が切り抜いて貼ってあった*1 のだが、発動位置が表示されるようだ。
Overwatch のヒーロー「ウィドウメーカー」のグラップリング・フック
Apex Legends のレジェンド「レヴナント」のデストーテム
※ 「触腕だ」→「ショクワンダー」です
2.4 無印SPリメイク「ウルトラショット」
前回の映像に登場したスペシャルウェポンについても詳細が判明した。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2021年9月23日
これは「ウルトラショット」。
かつてハイカラシティで使われていたスペシャルウェポンの改造品だ。
螺旋を描く3つの弾を同時射出する強力なショットが、カートリッジ3回分セットされているぞ。
放て、ウルトラショット! pic.twitter.com/w1ngsWYLMY
スプラトゥーンの十八番ともいえるスーパーショットのリメイクだ。
無印よりも直接的な火力は落ちてそうだが、スロー効果などが追加されているなどはあるかもしれない。これは性能が未知数なので、何とも評価しがたいが、少なくとも、ショクワンダーの味方との組合せによって、かなり圧をかけることができそうだ。
2.5 無印SPリメイク「メガホンレーザー5.1ch」
これは「メガホンレーザー5.1ch」。
— Splatoon(スプラトゥーン) (@SplatoonJP) 2021年9月23日
これもハイカラシティで使われていたスペシャルウェポンの改造品のようだ。
浮遊する6基の小型メガホンがそれぞれ自律し、相手を追尾するレーザーで攻撃するぞ。
バンカラ地方ではハイテク分野も急速に発達しているようだ。 pic.twitter.com/PxgNmS5mFc
スプラトゥーン2 の「ハイパープレッサー」のリメイクともいえる。
ハイパープレッサーではプレイヤースキルへの依存がとても強く、上位プレイヤー層では強く、下位プレイヤー層では懲役 7.17 秒というとてもバランス調整の難しいスペシャルウェポンになってしまった。そこで、ハイパープレッサーを自動追尾し、過激なダメージを与えないようにしつつ、下位プレイヤーでも容易に使えるスペシャルウェポンにしたものといえる。
上振れのないスペシャルウェポンなので、やはり弱いと評価されるかもしれないが、実質的に自動追尾であり、プレイヤーが一人増えることに相当するため、ある程度環境が成熟してくると評価が見直されるスペシャルウェポンになるのではないのだろうか?
3. 新曲 Clickbait / C-Side
メインテーマになるのかな? 私は好きです。
まとめ
スプラトゥーン3 は今までと戦い方が全く異なるスプラトゥーンらしさをより引き出した個性的なタイトルになる。
スプラトゥーンのいわゆる皆さんの言う「爽快感」を追求した方向に向かっていると言えよう。もちろん、キャラコンが大事になってくるし、そして自分の見える視野を広げていく必要があるといえる。どこから敵が来るかわからない、それにうまく対処できるプレイヤーが上位層をとるといえる。
ただキルをとるというものから、ヘイトを集めるといった概念がより重要になるのがスプラトゥーン3 の最も重要なポイントともいえよう。ただ、キルしてるだけじゃ人数が足りなくなるようなマップ構造をしており、どういう風にリソース配分していくか、そういったプレイヤーのスキルが重要になるといえる。
また一味変わりそうなスプラトゥーン3 の続報に期待。